購入したとっておきの革靴を長持ちさせるには?
購入した革靴をいつまでもきれいな状態で長く愛用するためには、日頃のお手入れ・メンテナンスが重要です。
しかし、
「どうやってメンテナンスすればよいか分からない……」
「革靴のお手入れは面倒くさそう……」
と思っている方も少なくないのでは?
そこで今回は、革靴をきれいに長持ちさせるためのお手入れ方法をご紹介します。
まずは、革靴を長持ちさせるための基本的なポイントを確認していきましょう。
購入した革靴を長く愛用するためにも、定期的なお手入れ・メンテナンスが大切です。
お手入れをせずに革靴を履き続けると、表面が乾燥して光沢がなくなり、ひどい場合はひび割れを起こすこともあります。
革靴を履いて出かけたら帰宅後に軽くお手入れをして、月に1度はしっかりとメンテナンスを行い、革靴をケアしてあげましょう。
同じ革靴を連日履かないようにするのもポイントです。
足は汗をかきやすいため、着用した革靴は湿気を吸った状態になります。湿った状態で何日も連続で履き続けてしまうと、革靴の劣化が早まり、寿命を縮めてしまいます。
靴へのダメージを抑えて長く愛用するためにも、履いた革靴は1日~2日休ませて、2~3足の革靴を交代で履くようにしましょう。
革靴を履いたり脱いだりするときに、ちょっとした配慮をすることで長持ちさせることができます。
たとえば、革靴を履くときに「靴べら」を使用することもそのひとつ。靴べらを使わずに無理やり足をねじ込んでしまうと、かかと部分が傷んだり、型崩れの原因となってしまいます。
また、革靴を脱ぐときも丁寧に脱ぐようにしましょう。かかと同士をすり合わせて脱ぐのではなく、靴紐をほどいて丁寧に脱ぐことで革靴へのダメージを軽減することができます。
革靴を履いて出かけた後は、脱ぎっぱなしにするのではなく簡単なケアをしてあげましょう。
ちょっとした手間をかけるだけで、革靴の劣化を防ぎ、きれいな状態を長持ちさせることができます。
外出後の革靴は、ホコリやチリなどの汚れが付着しています。
そのまま放置してしまうと、付着したホコリやチリが革の潤いを奪ってしまい、劣化を早めてしまいます。
革靴を履いて帰宅したら、ブラシで革靴全体をブラッシングして、付着したホコリやチリを落とす習慣をつけましょう。
革靴の汚れを落としたら、シューキーパー(シューズキーパー)を入れておきましょう。
シューキーパーを入れることで型崩れを防止することができ、木製のシューキーパーであれば除湿や防臭にも役立ちます。
革のシワを伸ばすイメージで、片足ずつシューキーパーを入れるようにしましょう。
次は、革靴をきれいな状態で長持ちさせるための、メンテナンス方法を確認していきましょう。
面倒に思えるかもしれませんが、月に一回、慣れてしまえば10分~20分ほどの作業ですので、ぜひ習慣づけてみてください。
日々のケアと同様、ブラシでホコリやチリを落としていきます。
この際、縫い目やパーツの境目など細かな部分まで入念にブラッシングを行い、ホコリ・チリをしっかりと取り除くようにしましょう。
ホコリやチリを取り除いたら、クリーナーを使って汚れを落としていきます。
クロス(布)にクリーナーを馴染ませて、靴全体を拭きながら汚れを取っていきましょう。
次に、革靴用のクリームを少量取り、革にツヤと栄養を与えていきます。
クリームの色は、靴と同色系でやや薄色のものがオススメです。
ムラにならないように、革全体に薄く伸ばすように塗っていきましょう。
塗ったクリームを革に浸透させるために、ブラッシングで馴染ませていきましょう。
汚れ落としのブラシとは別の、豚毛などのやや硬めのブラシがオススメです。
クリームを馴染ませたら、靴磨き用のグローブやクロス(布)で余分なクリームを拭き取っていきましょう。磨くように拭いてあげることで、革のツヤがでてきます。
最後に、防水スプレーを靴全体にかけて完成です。
防水スプレーをかけることで、雨によるダメージを防ぎ、汚れも付着しにくくなります。
今回は、革靴を長く愛用するためのポイントやメンテナンス方法をご紹介しました。
日々のお手入れを習慣化することで、革靴に愛着が湧いて一生モノの宝物になるはずです。
今回ご紹介した情報も参考に、ぜひ革靴のケアに取り組んでみてください。