ジャケパンスタイルとは？

「ビジカジ」スタイルの基本形として定着しつつあるのが「ジャケパンスタイル」です。「ジャケパン」とは、テーラードジャケットに異なるカラーや柄、素材のパンツを組み合わせるスタイルのこと。

スーツよりもくだけた印象がありますが、決して気が抜けすぎていないのが特徴です。

スーツスタイルの清潔感やスタイリッシュさはそのままに、カジュアルな要素をバランスよく注入することができることから、ビジネスマンのあいだで浸透しつつあります。

ジャケパンスタイルの3つのメリット

デザインや素材が異なるジャケット・パンツを組み合わせるジャケパンスタイルですが、多くの人々に好まれるのにはどういった理由があるのでしょうか。

次は、ジャケパンスタイルのメリットについて見ていきましょう。

ビジネスからプライベートまで対応可能

ジャケパンスタイルのメリットとして、ビジネスからプライベートまで対応可能な点を挙げることができます。

オフィスカジュアルやビジネスカジュアルを取り入れている企業では、固すぎずカジュアル過ぎないジャケパンは定番スタイルだと言えます。

また、ドレスコードがあるレストランやクラシック音楽のコンサート、結婚式の二次会などにも適しているため、ビジネスシーンだけでなくプライベートでも好まれる装いです。

コーディネートの自由度が高い

セットアップでの着用が基本のスーツと異なり、コーディナートの幅が広い点もジャケパンスタイルのメリットだと言えます。

ジャケットとパンツの組み合わせを変えるだけで、まったく印象が異なるコーディネートを作り上げることができます。

また、ジャケパンスタイルはシャツの色柄や素材、シルエットによって違った印象を与えることができます。

ジャケパンスタイルはノーネクタイでの着こなしも多いので、襟立ちが良いボタンダウンシャツも好相性です。

経済的なメリットも

ジャケパンスタイルは、買い替えの出費を抑えられるというメリットもあります。

一般的に、ジャケットとパンツではパンツの方が傷みやすいと言われています。

そのため、スーツの場合にはジャケットよりも先にスラックスが傷んでしまい買い替えるケースが多いのです。

一方でジャケパンスタイルの場合、ジャケットまたはパンツのどちらかが傷んできた場合でも両方を買い替える必要がありません。

片方を買い替えるだけで済むので、経済的にも優しいと言えるでしょう。

「ジャケパンスタイル」でビジカジを体現するポイント

ビジカジの定番となりつつあるジャケパンスタイルですが、そしてビジネスシーンを意識しつつおしゃれに着こなすにはポイントがあります。

では、ジャケパンスタイルでビジカジを体現するポイントを確認していきましょう。

ジャケット・パンツの色は一目で違うとわかるものを

ジャケパンスタイルをおしゃれに着こなすためには、ジャケットとパンツの色は一目で違うとわかるものを選ぶことがポイントになります。上下で異なる色味を組み合わせることで、ほどよいカジュアル感を演出することが可能です。

ただし、華やかすぎる色や柄は避けるのがベター。ネイビー×グレー、グレー×ブラックなどのようにビジネスシーンにふさわしい、控えめで大人びた印象のコーデを心がけるのがよいでしょう。

ワンランク上を目指すなら「柄物×無地」

ワンランク上のおしゃれを目指すなら、柄物×無地に挑戦してみてください。柄物ジャケットに無地のパンツを、無地ジャケットに柄物パンツを組み合わせることで、ジャケパンスタイルならではの自由度の高さをアピールすることができます。

柄といっても、ビジネスシーンを意識することが大前提。悪目立ちしないよう定番柄をチョイスするのがおすすめです。

例えば、秋冬ならグレンチェックやブラックウォッチなど重厚感のある柄は季節感があって好印象。春夏であれば、清涼感のあるストライプなどを取り入れるとおしゃれですよ。

素材にこだわって季節感を演出

ジャケパンスタイルで季節感を演出するには、素材選びもポイントになります。

たとえば、春・夏にはリネンやシアサッカーなどの涼しげな生地を、秋・冬はウールやツイードなどの生地を取り入れることで、季節にマッチした、より洗練されたジャケパンスタイルを楽しむことができます。

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