胸元のオシャレを楽しめるポケットチーフ
結婚式やパーティーなどのフォーマルシーンでよく見かけるポケットチーフですが、ビジネスシーンで着用していいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビジネスシーンでポケットチーフを着用する場合の選び方や折り方をご紹介します。
ポケットチーフとは、ジャケットの胸ポケットに挿す布を指し、欧米では「ポケットスクエア(pocket square)」と呼ばれます。
結婚式などフォーマルシーンの装いに用いられることが多く、実用的に使われるハンカチとは異なり、装飾を目的とした純粋なファッションアイテムと言えます。
ポケットチーフを身に着けることで、胸元に華やかさがプラスされて、コーディネートのアクセントになります。
フォーマルシーンのアイテムというイメージが強いポケットチーフですが、ビジネスシーンでも着用できるのでしょうか。
結論から言うと、ポケットチーフはビジネスシーンでも着用可能です。
ビジネスシーンではネイビーやグレー、ブラックなどのスーツが一般的ですが、ポケットチーフを取り入れることで単調になりやすいスーツの胸元にアクセントを加えることができます。
また、近年ではビジネスファッションのカジュアル化が進んでおり、ノーネクタイが許容されるケースも増えてきています。そのような場合でも、ネクタイの代わりにポケットチーフを取り入れることで、個性を演出したりワンポイントのオシャレを楽しむことができるでしょう。
ただし、ポケットチーフをビジネスシーンで取り入れる場合には、素材や色柄、そして折り方に配慮することが大切です。
ビジネスシーンでポケットチーフを取り入れる場合、どのようなものを選べばよいのでしょうか。
次は、ビジネス向けのポケットチーフの選び方を見ていきましょう。
ポケットチーフの主な素材としては、シルクやリネン、コットンなどが挙げられます。
ビジネスシーンでオススメしたいのが、リネン素材のポケットチーフ。程よいリラックス感があり、とくに夏場のクールビズなどでは涼し気な印象を与えてくれるでしょう。
反対にシルクのポケットチーフは、フォーマルシーンやパーティーシーンのイメージがあるため、場合によっては違和感を与えてしまう可能性があります。
ポケットチーフの色・柄の選び方にもポイントがあります。
ビジネスシーンでポケットチーフを取り入れるのであれば、主張しすぎない色を選ぶのが基本となります。はじめてポケットチーフを取り入れるのであれば、ホワイトやフレーを選んでおけば問題ないでしょう。
ホワイト・グレー以外を取り入れる場合は、コーディネートの統一感を意識することが大切です。ネクタイと同系色、ノーネクタイであればシャツの色と合わせることで、統一感を演出することができます。
上級編としては、ポケットチーフで差し色を取り入れたり、柄物を取り入れたりするテクニックもあります。ただし、社風や会う相手によっては、カジュアルになりすぎないように注意する必要があります。
ポケットチーフは、素材や色柄やだけでなく、折り方でも印象が変わります。
次は、ポケットチーフの主な折り方をご紹介します。
「TVフォールド」はアメリカの著名なTVキャスターがしていたことからそう名付けられました。長方形に仕上げるシンプルな折り方で、控えめな印象。ビジネスシーンに向いています。
「ピークドスタイル」は三角形のピークを2つないしは3つ作る華やかなスタイル。セレモニーやレセプションなど、フォーマルなシーン向けです。
「パフドスタイル」は、やわらかなふくらみが胸元に豊かな表情をプラスしてくれるスタイル。日常使いされる折り方で、ビジネスカジュアルにも適しています。
「クラッシュドスタイル」はパフドスタイルをさらにカジュアルにした折り方です。ほどよい華やかさがあり、個性的なイメージを演出したいときにおすすめ。ビジネスシーンよりはパーティーなどに向いています。
「トライアングラー」は大きな三角形に仕上げるシンプルな折り方。ビジネスシーンを含む、あらゆるシーンで使える汎用性の高さが魅力です。TVフォールドとうまく使い分けてみてください。
今回は、ビジネスシーンでポケットチーフを着用する際のポイントや選び方を御紹介しました。 今回ご紹介した情報も参考に、ビジネスシーンでもポケットチーフを取り入れてみてはいかがでしょうか。