
モカシンってどんな靴?
上質なビジネスカジュアルスタイルの足元にうってつけなモカシン。靴の一種であることはわかっているけれど、どんな靴のことをいうのかはよく知らないという方が多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、モカシンとはどのような靴なのかご紹介します。
早速、モカシンとはどのような靴なのかを紹介していきます。
よく混同されるローファーやデッキシューズとの違いや、モカシンの種類、代表的なメーカーについてもあわせて確認しておきましょう。
モカシンとは、1枚の革を使って足を包み込むような構造の靴のことです。アメリカ先住民が履いていたスリッポンタイプの靴を原型としています。
U字の形をしたアッパーを縫合するタイプがのちに作られるようになりますが、このアッパーを縫い合わせる方法のことを「モカシン縫い」と呼んでいることから、「モカシン」の名前があります。
なお、モカシンというと、起毛感のあるスエード素材や、インナーにファー素材を使ったものが人気を博したことから、なんとなく秋冬に履く靴というイメージを持っている方も多いかもしれません。
ところが、実際は、通年使うことが可能。堅苦しすぎず軽すぎない、使いやすい大人のカジュアルシューズといえるでしょう。
モカシンには、ローファーやデッキシューズなどの似た形のシューズがあり、混同されることが多々あります。
モカシンはアッパー部分(甲の部分)がU字型に縫合されている靴を指しますが、ローファーは靴紐がない靴を指します。つまり、モカシンとローファーは靴紐の有無が最大の違いだと言えるでしょう。
また、デッキシューズはもともとヨットなどの船の甲板で使用する靴。そのため、ソール(靴底)に滑りを防止する加工が施されており、この点がモカシンとの違いだと言えます。
モカシン縫いにはさまざまな方法があり、U字の形をしたアッパーと本体を中表で重ねて縫い合わせる「合わせモカ縫い」、本体にU字の形をしたアッパーを被せた状態で縫い合わせるヘビモカ縫いが、現在では一般的です。
また、一口にモカシンといっても種類はさまざまです。デッキシューズによく似た「キャンプモカシン」や「ボートモカシン」、ローファーの一つとされることも多い「ビットモカシン」もモカシンの仲間です。
モカシンでよく知られるメーカーの一つがミネトンカモカシン社で、1946年からモカシンの製造・販売を行っています。
イギリスのクラークス社は、1966年から「ワラビー」の名でモカシンを発売しました。履き心地のよさで知られます。
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