仕事で毎日着用するスーツ。みなさんは何着ぐらいお持ちでしょうか?
というのも、スーツは1日着用したら休ませるのが基本。何日も連続して着用しているとスーツの寿命を縮めてしまうことになるため、スーツには最低限必要な数があるとされています。
スーツは消耗品ではあるものの、扱い方次第で傷みを軽減することができます。今回は、スーツをいい状態で長持ちさせるのに適切な着数や、その理由などについて解説します。
スーツは最低何着必要なのでしょうか?
結論から言うと、春夏用3着、秋冬用3着の計6着を最低でも用意しておくことをおすすめします。
では、その理由について詳しく見ていきましょう。
スーツは1日着用したら少なくとも、2日から3日は休ませるのがよいとされています。風に通して汗などの水分を飛ばし、シワや型崩れをもとに戻すことでコンディションが回復すると、ダメージが蓄積しにくくなるといわれているからです。
となれば、週に5日着用すると考えると、2日休ませるには最低でも3着が必要だということになります。
季節によって寒暖差がありますし、コーデパターンも異なります。そのため、スーツはシーズンによって適切なデザイン、生地を使ったものを着用するのが本来の在り方です。
少なくとも春夏用と秋冬用の2種類は揃えておきたいところ。つまり、それぞれの季節用に3着ずつ、合計6着のスーツが必要になるというわけです。一般的には6着から10着程度を着まわしているという方が多いようですね。
次は、スーツを6着用意する際に覚えておきたいポイントを見ていきましょう。
「3シーズン用(オールシーズン用)のスーツがあれば、春夏用・秋冬用で3着ずつ用意する必要がないのでは?」と考える方もいらっしゃることでしょう。
たしかに3シーズン用(オールシーズン用)のスーツは汎用的ではありますが、夏は春夏用スーツよりも暑く、冬は秋冬用スーツよりも寒いため、快適性では劣ってしまいます。
また、春夏用・秋冬用スーツは生地感も異なるため、季節感のある着こなしが可能になります。
快適で季節感のある着こなしを楽しむためにも、やはり春夏用と秋冬用のスーツを3着ずつ用意することをおすすめします。
春夏・秋冬と3着ずつ揃えるとなると、色柄をどのように選ぶべきか悩んでしまう方も少なくないでしょう。
最初の3着(通年で6着)を揃える際は、定番の色柄から揃えることをおすすめします。
具体的には、スーツの色はグレーやネイビー、柄は無地やストライプ、シャドーストライプなどが定番です。
まずは定番の色柄から必要最低限の着数を揃え、それから自分の好みの色柄も買い足していくとよいでしょう。
今回は、社会人として揃えておきたいスーツの着数や選び方のポイントをご紹介しました。
スーツを長持ちさせるだけでなく、ビジネスシーンにふさわしい清潔感のある装いを維持するという意味でも、スーツを何着揃えておくかは、重要な問題です。ぜひ参考にして、より洗練されたスーツの着こなしにお役立てください。
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