2021.04.26

スーツについた部分汚れを落とすコツ!いざというとき慌てないための心得

スーツについてしまった汚れの対処法
スーツについた部分汚れを落とすコツ!いざというとき慌てないための心得

どんなに注意していたとしても、食べこぼしなどでついうっかりスーツやシャツなどを汚してしまうのは避けられないことです。大切なのは「汚れに気がついたときに正しく対応すること」です。

そこで今回は、スーツについてしまった汚れの種類別の対処法についてご紹介します。

時間が経つ前に対処することが大切

時間が経つ前に対処することが大切

スーツについてしまったシミなどの汚れは、時間が経つほどに落ちにくくなってしまいます。

そのため、汚れがついてしまったときは速やかに対処することが重要になります。

速やかに適切な対処をすることで、綺麗に汚れを落とすことができたり、その後のクリーニングでシミを残りにくくすることができます。

汚れの種類にあわせた対処法

汚れはタイプによって落とし方が異なり、対処法を間違えると、簡単に落とせるはずの汚れもかえって落としにくくしてしまうこともあります。

大きく水溶性・油溶性・不溶性に分けられる汚れの特徴と対処法について解説します。

スーツについた水溶性の汚れの落とし方

ジュースやコーヒー、ワインなどの汚れは水溶性です。汚れてしまったら、すぐ裏側にティッシュペーパーを敷いて、汚れの上から湿らせて固く絞ったハンカチで叩き洗いし、汚れをティッシュペーパーに移していきます。

帰宅したら、タオルを裏側に敷き、湿らせて固く絞ったタオルでさらにたたき洗いを。さらに、ジュースやコーヒー、しょうゆなどの場合はアルコールやキッチン用の中性洗剤、ケチャップの場合はキッチン用の中性洗剤や酢を塗布して、綺麗なタオルもしくは歯ブラシを使って叩き洗いしてください。

マニキュアも水溶性の汚れに属しますが、落とすのが難しいため、クリーニング店に相談するのがおすすめです。

スーツについた油溶性の汚れの落とし方

マヨネーズや口紅などの汚れは油溶性です。油溶性の汚れは、応急処置の早さがものをいいます。すぐにハンカチやティッシュペーパーで固体を取り除き、油分を吸い取ります。次に石けんを少量つけてシミになじませ、裏側にハンカチを当てた状態で、湿らせて固く絞ったティッシュペーパーで押さえてください。乾いたティッシュペーパーで水気や石けんを取り除けたらOKです。

帰宅したら、ベンジンを含ませたタオルや歯ブラシで叩き洗いを試みてください。(※ 色落ちする恐れがあるので、目立たないところで試してみて、問題ないことを確認してから行いましょう) さらに、マヨネーズの場合は湿らせて固く絞ったタオルで、口紅ならキッチン用の中性洗剤を塗布して、湿らせて固く絞ったタオルで叩き洗いして仕上げます。

スーツについた不溶性の汚れの落とし方

泥や血液は、水にも油にも溶けない不溶性の汚れに分類されます。泥がついたら、すぐに洗剤をつけて軽くもみ洗いしてください。血液は汚れの裏側にティッシュペーパーを敷いて、洗剤をつけたタオルで叩き洗いします。

帰宅したら、泥汚れの場合は、洗剤をタオルや歯ブラシにつけて叩き洗いを試みます。血液の場合は、漂白剤を薄めた液につけおきしてみてください。やはり色落ちする恐れがあるので、目立たないところで試してから行いましょう。

それでも落ちない場合は、クリーニング店に相談するのがおすすめです。

汚れが落ちないときはクリーニング店へ

汚れが落ちないときはクリーニング店へ

汚れの種類や時間の経過によっては、自分では完全に落としきることが難しい場合があります。

また、無理に汚れを落とそうとすると、かえってシミが広がってしまったり、生地の痛みや型崩れにつながったりする恐れがあります。

そのため、汚れがついてしまった場合は速やかに対処し、それでも汚れが残ってしまう場合には無理せずクリーニング店に相談しましょう。

クリーニング店に持ち込む際は、「どこにどんなシミがついているのか」をあらかじめ伝えることがポイントです。

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速やかに対処して汚れやシミの定着を防ごう

今回は、スーツに汚れやシミがついてしまった時の対処法と、クリーニング店に持ち込む際のポイントをご紹介しました。

今回ご紹介した情報も参考に、スーツに汚れがついた際は速やかに対処しましょう。

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